2019年8月1日木曜日

伝えるものと伝わるもの

こんにちは、中野です。

先日、法事のため実家に帰省しました。

一族の菩提寺となっているお寺さんです。

親戚一同を実家に呼び、お坊さんに来てもらい
お経を唱え、みんなでご飯を食べる。

法事が終わった後にお坊さんの説教を聞くのですが、
年齢がそれほど変わらないのに中々に面白い話を毎回聞けます。

村の世話役をしている年配の会社社長から、
息子が世話役辞めて、灯篭流しも大変なだけだから止めて
会社経営に専念したらどうだ、その方が良いじゃないか、
と言われている。
何という罰当たりな息子か、どう思いますか?
と言う相談を受けました。
お坊さんは少し考えて応えました。
社長さん。
あなたが責任をもって一生懸命やっている間は
息子さんには伝わらないかもしれない。
でも、あなたが亡くなり、息子さんが継いだ時に同じことを言うだろうか?
あなたの責任を受け継いだ息子さんはあなたの思いを継ぐんじゃないだろうか?
今はあなたがやる、その姿勢を見せて、伝えてください。
そうすれば、きっと伝わるでしょう。
伝えたいのなら、自分の姿勢を見せること。
そうすればおのずと伝わる。隗より始めよ、ですね。

それでは。

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