2018年3月30日金曜日

年度末に芭蕉の教え

哲学科出身の村上です。

前回のクイズの答えは、「ボイン」です。
簡単でしたね。

さて、今日は年度末。
週明けから内定者は新人となります。

3月12日から内定者たちは、毎日出社して研修に取り組んでいます。

いきなり話は飛びますが、松尾芭蕉には次のような言葉があるそうです。

古人の跡を求めず、古人の求めしところを求めよ

昔の人がやってきたことを追うのではなく、求めていたことそのものを求めよ、といったところでしょうか。

話を戻すと、今回の内定者研修には、ベテラン社員たちの講話がほぼ毎日ありました。
昨日は社長が話してくれました。

社長からはいろいろな話があったそうですが、アクロクエストテクノロジーを創業したときの思いについても語ってくれたそうです。

この講話についての内定者の感想文の一部。

アクロを立ち上げたのは、自身の苦い経験(以前勤めた会社の社長の発言「社員一人一人がお金にみえる」発言など)から、
1.オープンな社風
2.組織技術力
3.納得のいく評価
がそろった会社を創りたいと思ったから。 
実際にそのような環境が体現できていることがすごく、自分がその環境で働けることを誇りに思う。

かなり感銘を受けたようですね。

しかしアクロクエストを作るのは社員たちだし、社長もいつかは引退されます。
そのとき既存の仕組みをただ継続するのではなく、社長の「求めしところ」を私たち自身が追求しなければならないでしょう。

例えば、全社員でやっている給与査定。納得のいく評価は重要なゴールの一つですが、全社員の納得はどうやったら得られるのか? 単に毎年同じようにやっていては、すぐに形骸化して納得のいく評価などできなくなります。

査定を運営する社員たちは毎年毎年考え抜いています。私たちの求めるものが形骸化しないように。

内定者研修の担当者としては、内定者たちに「古人の跡を求めず、古人の求めしところを求めよ」を教えられているかどうか、いつも気にしていないといけないですね。


ボインからはじまったとは思えないクソ真面目な記事になりました。
たまにはこういうことも考えるんですよ。

それでは。

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