2018年3月29日木曜日

情報がない国、情報過多の国

このブログには初登場です。石田(@kojiisd)です。

実は先日までミャンマー@ヤンゴンに駐在していました。
駐在は2回目で、合計すると4年弱ミャンマーにいたことになります。

ミャンマーというと「発展途上国」というイメージが強いかもしれませんが、
発展のスピードはとても早いんですよ。
5年前はGoogleを見るのに何秒も待たされたインターネット回線の速度が、
今では4G/LTEが導入されて、こんな感じで日本と遜色ないような
スピードが携帯回線で出る地域もあります。
(ヤンゴンの中心街はすでに結構なエリアで4G/LTEが導入済みですよ)


(ヤンゴンの携帯回線の速度)

とはいえ、ITで便利になって間もないミャンマーでは、IT系の仕事に
就こうと考えた時に、参考にするものが日本に比べて圧倒的に少ないのが現状です。

親の世代がITの仕事をしていないのはもちろん、Webや雑誌などのメディアを
通した情報も少ないので、参考にする情報がない分、
何をするにも有無を言わさず「挑戦」になってしまう状況に
ミャンマーの若者は直面しているように見えます。


一方日本はどちらかといえば情報過多で、溢れるほどの情報を整理しながら
取捨選択する、というのが今の時代の就活事情でしょうか。

  • 周りのみんなはこうしている
  • 一足先に就職した先輩、30代、40代のOB/OGはこんな活躍をしている

知ろうと思えばなんでも知れる分、
その情報の枠の中に納まってしまいやすくなるのではないかなぁ、と
自分の就活を振り返っても感じます。


情報がなく全てが挑戦になる国と、情報過多で自分が見える枠内に納まりやすい国。


どちらが正解、というわけではないですが、
今自分が「常識」と思っていることを疑って、
外の景色を見にいくことで、日本の常識、世界の非常識的なことに
気付けるのかな、と駐在をしていて思ったことを綴ってみました。



ジジくさいですね笑



日本で何年、何十年もかけてようやく変わってきたことが、
ミャンマーではここ数年で一気に起こっていたります。


(ジャンクションシティーというヤンゴンで最新のショッピングモール)

そういったことも、これから紹介できたら、と思ってます。

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