2019年5月29日水曜日

美麺遺産 Vol.1~吉村家~

美麺遺産 Vol.1

始まりました美麺遺産。
このコーナーはワタクシ万知が、
独断と好みでお送りするラーメン紹介コーナーです。

記念すべき1回目は、
私の出身地である横浜を代表するラーメン屋をご紹介します。

家系総本山 吉村家

横浜駅から徒歩10分ほど、岡野交差点すぐ近くの、
言わずと知れた家系の元祖です。

家系ラーメンとは、1974年以降に登場した、
豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメンです。

横浜ラーメンと呼称されることもあるほど、
横浜といえばこの家系ラーメンなのです。

開店と同時に立ち並ぶお客さんの数は、一日平均1,500人。
圧倒的な人気で、家系の頂点に君臨し続けています。

私の中で家系と聞くとまっさきに思い浮かべるこの吉村家。
なので家系を食した時の味の比較対象もやはり吉村家です。

吉村家の特徴は、酒井製麺の太麺、尖った醤油、無駄のない具材。

酒井製麺の麺は、もちもちしていてコシがあり、
豚骨醤油のスープに非常に合う配合で麺が作られていると感じる。
麺の長さがあまり長くないため、女性でも食べやすい。
最初に好みの麺の固さを指定することができる。

具材は、分厚くスライスされた香ばしいチャーシュー、
海苔が3枚、青味として乗せられるホウレンソウ。
スープがこってりな分、チャーシューは脂肪が抑えられておりとても食べやすい。
ホウレンソウで口直しもできるし、海苔にスープを絡ませライスと共に食べれる。
どれをとっても無駄な具材がないのだ。

そして私がなにより好きなスープのあの尖った醤油。
家系のお店は数あれど、この醤油の返しが味わえるのは吉村家系列のお店だけ。
このパンチのある醤油が豚骨や鶏ガラのしつこさをかき消してくれます。
水筒に入れて持って帰りたいくらいです。
スープの濃さも最初に指定できます。

吉村家には卓上に沢山の味変できるものが用意されていて、
またそこでこのラーメンの違った顔を発見できるのです。

その中でも私のオススメは、吉村家が独自に開発したラーメン酢。
にんにくの風味がするお酢です。
これをスープに入れると、不思議なくらいさっぱり飲めるのです。
かなり病みつきです。

平均30~60分は待つ吉村家。
それでも、待った先には極上のラーメンが待っています。
あなたも横浜にいらした際は、ぜひご賞味ください。


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